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はじめに

なぜウォーターフォール・スウォームか

ウォーターフォール・スウォーム(Waterfall Swarm)は、ウォーターフォールのように製品の全体を先に設計し、その設計をもとに AI のエージェントの群れ(スウォーム)で一斉に作るやり方です。BeesBuild は、このやり方を画面と命令で回すために作ったアプリです。

アジャイル小さく出して大きくするMVP を公開継ぎ接ぎ土台が限界(逆三角形)ウォーターフォール土台は固いが、出るまでが長い要件設計実装試験やっと公開ウォーターフォール・スウォーム全体を先に描き、群れで一気に作る全体の設計画面・事業・先に作る 4 つ10〜20 ブロックを並行レビュー公開出して回す(発信・分析・再設計)時間
同じ大きさの製品を作る時の、時間の使い方の違い。ウォーターフォール・スウォームは、全体を先に描いてから 10〜20 のブロックを同時に作るので、土台を固めたまま早く出せます。

今までのやり方の弱い所​

アジャイル開発​

スピードを重視し、小さく作って大きくしていくやり方です。MVP(最低限の製品)を出しながら進めるので、早く世に出せます。一方で、中規模を超えたあたりから最初の土台では支えきれなくなり、継ぎはぎで作り足すことになります。上に行くほど広がる逆三角形のような構造になり、やがてシステムが限界を迎えます。

ウォーターフォール開発​

要件・設計・実装・試験を順に進めるやり方です。土台をしっかり作れる反面、公開の前の土台作りにかかる時間とコストが大きく、なかなか世に出せません。

ウォーターフォール・スウォームの進め方​

ウォーターフォール・スウォームは、2 つの段で進めます。

  1. 全体を一気に設計する:UI と画面を見ながら、全体を先に設計します。先にウェブサイトを作り、「誰に、どう届けるか」というマーケティングのメッセージを見ながら設計に戻します。プロダクトとマーケティングを同時に見ながら進めるので、作る物と売り方がずれません。この進め方を BeesBuild ではビーズビルディングと呼びます。
  2. 群れで一斉に作る:仕様書を一気に書き、それを 10〜20 のブロックに分けます。ブロックごとに統括(リーダー)を置き、開発のスレッドを並べて、並行して一気に作り上げます。

作る段では、人は細かい実装に入りません。データの持ち主ごとに分けたブロックを数十本の AI が同時に作り、決まりと試験で自動的に確認しながら組み上げます。人は決めるだけです。

なぜメタハーネスが要るのか​

AI のエージェントは、昼も夜も並行して作れます。それでも、今まで大きな製品を群れで作ろうとすると、時間の多くは「作ること」の外で消えていました。立ち上げ、許可の確認、止まりの見張り、マージの順番、アカウントの枠、ハーネスどうしの通信です。

この部分を受け持つのが、ハーネスを束ねるハーネス、つまりメタハーネスです。BeesBuild は Claude Code・Codex・GitHub Copilot を主力として束ね、群れで作る時の段取りを仕組みにしました。

今までに起きた困りごとBeesBuild での手当て
立ち上げに約 1.5 時間かかる。スレッドの数だけ指示を貼るCLI のスレッドは役ごとの指示と一緒に自動で起こす。デスクトップの会話は開いて同じ 1 行を送るだけ(一斉に立ち上げる)
許可のカードが 1 スレッドで約 10 枚出る。カードはそのスレッドの中でしか答えられない決まりから外れる時だけ聞く。聞く量を調整でき、答えは人の番でまとめて返せる
夜にブロック 5〜8 が約 6 時間止まり、止まりを人が目で探していた15 分ごとの見回りと自動の再開。30 分以上合図の無い所は「信号なし」と表示する
本番のデプロイの失敗に気づくのが遅れたステージングと本番ごとの反映の状態と、失敗の知らせ(公開と反映)
1 つのファイルに全員が書いて、ぶつかったデータの持ち主でブロックを分け、共有のファイルに一行ずつ書かせない(ブロック分け)
複数のアカウントで、Codex と Claude Code の通信が切れるHive Bus の名札と糸の番号で、切れても続きから届く(Hive Bus)
データの場所が分からない。いつも絶対パスを聞かれる1 つのプロジェクトに 1 つのフォルダー。全部の AI が同じ絶対パスを使う(プロジェクトのフォルダー)
週の枠で止まった時に、すぐ引き継げない。どの引き継ぎが最新か分からない最新だけに印が付く引き継ぎリスト
会話の題だけでは、人も AI もスレッドを取り違える題の頭に名札(例 GT-B5-T3)を付ける(スレッドと名札)
開発に集中すると、更新が世の中に伝わらない公開の後の発信。内側のお知らせは自動、外側は下書きまで自動(発信)

3 つのやり方の比べ方​

観点アジャイルウォーターフォールウォーターフォール・スウォーム
設計する時期作りながら少しずつ最初に全部最初に全部(画面とマーケティングを見ながら)
作り方小さく作って継ぎ足す工程を順に進める10〜20 のブロックを同時に作る
土台中規模を超えると継ぎはぎになりやすいしっかりしているしっかりしている(データの持ち主で分ける)
世に出るまで早い長い短い
人の役割作る・決める作る・決める話す・決める・許す・押す

ウォーターフォール・スウォームは、設計に時間を使う分、作る段を短くします。どれだけ短くなるかは実績と事例にあります。

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