全体の仕組み
BeesBuild は、上から「人の言葉 → 司令塔 → ハーネス → ハイブの開発」の順に重なる、2 段の作りです。① メタハーネスの基盤が複数のハーネスを束ねて動かし、② ハイブの開発環境がプロジェクトごとの開発を受け持ちます。セキュリティの背骨は、どの段にも同じ決まりで効きます。
段ごとの役目
| 段 | 役目 | 中の部品 |
|---|---|---|
| 人 | 話す・決める・許す・押す | コントロールセンター・人の番・決める部屋 |
| ① メタハーネスの基盤 | 複数のハーネスを束ね、構想・ハーネスの設計・設計図・割り振りを動かす司令塔。いちばん大事な段 | 統括の AI・Hive Bus・ハーネスの設計と口・つなぐ(Nango)・プラグイン・メモリとスキル・守り・鍵の参照 |
| ハーネス | 実際に作る AI の道具 | 主力 3:Claude Code・Codex・GitHub Copilot。サブ 2:Antigravity・DeepSeek。高度な設定 3:OpenCode・Qwen Code・Kimi Code。加えて BeesAgent |
| ② ハイブの開発環境 | 外で別の道具を開かなくても、BeesBuild の中だけで開発が終わる場所。プロジェクトごとに完結する | Claude Code CLI・画面・声・遊び・ムービー・プロジェクトのフォルダー・試験とプレビュー |
| セキュリティの背骨 | 全部の段に同じ決まりで効く | 鍵を持たない・最小の権限・隔離とサンドボックス・検査と署名・外の文書は資料・メモリの承認・記録と停止・コネクターを切る |
| 外の部品 | BeesBuild が持たずに使う物 | Xroid の部品(AI ルーター・共通のログイン)・Cloudflare(AI Gateway・R2)・1Password・各社の AI・有料の部品(Rive・React Flow)・計算資源 |
| 外側の枠 | ハイブ・Geniam・Xroid がつながる世界 | エコシステム。その上にメタエコシステム |
背骨の 8 つは守りの背骨 8 つで説明します。
アプリの中の作り
BeesBuild のアプリは、画面と Rust のコアの 2 つに分かれます。画面はコアの API だけを使い、コアがハーネスを起こして見張ります。
人 ─▶ 画面(Tauri 2・React)
│ 画面の操作も、AI の操作も、同じ hb の命令になる
▼
Rust のコア(利用者のログインで動く別のプロセス)
├─ hb の命令 ……………… 設定・操作の口。記録と戻しを持つ
├─ エンジン ………………… ハーネスの CLI を起こし、流れを受け、止める
├─ Hive Bus ………………… 127.0.0.1 の MCP の郵便受け。名札・糸の番号・記録
└─ 守り ……………………… 決まりの表・小さな AI・監査・確認のカード
│
▼
ハーネス(Claude Code CLI・Codex CLI・Copilot CLI ほか)
│
▼
プロジェクトのフォルダー ─▶ GitHub(PR・CI の正)
| 部分 | 中身 |
|---|---|
| 画面 | Tauri 2 の窓に、TypeScript と React で描きます。地図は React Flow に、斜めから見た柱の描き方を足した物で、本物の 3D(WebGL)は使いません |
| コア | Rust で書いた本体です。Windows のサービスではなく、利用者のログインの中で別のプロセスとして動きます。動きの量の段も、コアが正の値を持ちます |
| エンジン | 公式の CLI を改変せずに起こし、標準入出力・hooks・MCP でやり取りします。詳しくはエンジンと共通の 7 つの口 |
| 板と窓 | コックピットや作業場の中の「窓」は、OS の窓ではなく 1 つの画面の中の板です。OS の窓は、新しい窓で開く時だけ増えます |
画面とコアを分けているので、画面だけを後から作り替えられます。開発の仕事は、画面が無くても裏の CLI で終わります。
技術の土台
| 項目 | 選んだ物 | 理由 |
|---|---|---|
| アプリの作り | Rust のコア、Tauri 2、TypeScript と React の画面 | 画面は AI が速く書け、部品がそろう。コアが Rust なので、軽さと安全をコアで稼ぐ |
| 画面の部品 | React Flow Pro・Rive | 地図とキャラクターの動き。どちらも有料の契約で使う |
| 軽さ | 重いのは何本も動くエージェント(1 本で数百 MB)。画面の作りの差は数十〜百 MB | 軽さはコアの作りで稼ぎ、見えない画面は描かない |
| AI の操作の口 | アプリの操作は全部 hb の命令でもできる | 記録・戻し・確認のカードがそろうので、AI に画面を触らせずに済む |
| 窓 | Tauri の複数の窓 | どのページも新しい窓で開ける |
| 配る形 | NSIS のインストーラー(今の利用者だけに入れる形)。OV 証明書で署名する | 管理者の権限を要らなくし、出どころを示す |
Claude Code は BeesBuild に同梱しません。利用者が自分で入れ、自分の鍵か購読で使います(BYOK)。
動き手と置き場所
BeesBuild の中では、役ごとに AI の置き場所と使う枠を分けます。
| 動き手 | 置き場所と動かし方 | 使う枠 |
|---|---|---|
| 統括 | BeesBuild の中の Claude Code CLI(API キー)。Codex CLI なども選べる。各プロジェクトの調整役へ Hive Bus で送る | API の従量 |
| 連絡係 | BeesBuild の中の決まった手順。AI を使わない。宛先の無い手紙だけ統括に聞く | トークンは 0 |
| BeesAgent | 仕事ごとにエンジンを選ぶ(既定は Claude Code CLI) | 計画に付く API キー → 同じ会社の別のモデル → 予備 → 止めて人の番 |
| 調整役 | 各プロジェクトのまとめ役。手元の Claude Code の会話(デスクトップか CLI) | 利用者の購読 |
| 作業 | CLI(Windows か WSL)。作業のフォルダーは --add-dir で渡す | 利用者の購読か API キー |
| レビュー・試験 | Codex CLI など | API キー |
| 下書き | Antigravity は人が手で使い、連絡箱だけにつなぐ | 利用者 |
| 予備 | Xroid の AI(AI ルーター経由・Cube 払い)。月の上限が既定で、自動のチャージは既定で切る | Cube |
調整役を手元の会話に置くのは、Claude の Projects のスレッドが既定でクラウドで動き、手元の Hive Bus に届かないためです。統括の置き場所の選び方は Hive Bus で説明します。
利用者自身のログインで動く CLI とデスクトップの会話を、BeesBuild が自動で回す使い方は、提供元に規約の確認をしている所です。答えが届くまでは、人が見ている時だけ動かします。API キーで動かす部分は、この確認に関わりません。
外とのつなぎ
| 相手 | つなぎ方 | 何をする |
|---|---|---|
| GitHub | 手元では gh(利用者のログイン)で数分おきに読み、変わっていなければ 304 の応答で済ませる。チームでは読むだけの GitHub App と webhook | PR・CI・レビュー・担当・マージの正しい記録を読む |
| Xroid | 共通のアカウント、MCP を最初から組み込む、AI ルーター(Cloudflare AI Gateway を通す)、Cube | ログイン、AI の呼び出し、予備、発信 |
| Geniam | MCP を最初から組み込む。出来事で送り、夜にまとめて突き合わせる | 進みを写す、KPI を読む |
| Cloudflare | AI Gateway・R2・Workers・Web Analytics | AI の通り道、置き場、計算、クラウドの連絡箱 |
| 1Password | op:// の参照。実行の時だけ取り出す | 鍵の置き場 |
| Nango | 自社のサーバーで持つ連携の基盤 | 外のサービスとの連携を 1 か所に集める。トークンは Nango が持つ |
| Slack・n8n・Zapier | Nango 経由や、外の流れとして | 知らせ・要約・外の自動化 |
| 声の道具 | Whisper(Kotoba-Whisper)・VOICEVOX(手元)・Fish Audio(API) | 音声の入力と読み上げ |
| 計算の借り先 | Google Colab(OAuth)・Modal・手元の GPU | 重い処理 |
AI の提供元ごとのつなぎ方は対応するハーネスの一覧、クラウドの管理はクラウドとドメインにあります。
主な流れ
| 流れ | 画面の移り方 |
|---|---|
| 新しい製品 | プロジェクト → 新しいハイブ → 構想 → ハーネスの設計 → 設計図(問い → 設計書 → 画面のキャンバス → ブロック分け)→ 門 → 立ち上げ → 地図 |
| 毎日の手当て | 小窓か通知 → 人の番 → その場で答える、会話で開く、レビューへ → 地図 |
| 進み具合 | 地図 → セル → セルの中 → PR → レビュー → GitHub |
| レビュー | レビュー → 受け持つ → 承認か直し(直しは連絡箱でエージェントへ)→ マージ → 試験 → 公開 |
| 公開 | 公開 → 門 → 旗を開ける。マージはモードの決まりに従い、本番の反映は人が押す |
| 利用者の声 | 声 → 連絡箱 → 振り分け → セル |
毎日の入口はコントロールセンターです。作業場で話して決めます。
公開の後は、構想・設計・開発・レビューと公開・発信・販売・分析・再設計の 8 つの段の輪を回します。輪は決まりではなく、考え方の型として見せます(公開の後の発信と基本ループ)。