hb の命令
BeesBuild は、エージェントファーストで作っています。人が画面で押せる操作は、全部 hb の命令(BeesBuild の CLI)でもできます。AI は画面を触らず、hb の命令で設定を変えます。画面は、命令の結果を映します。
なぜ命令にするか
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 記録が残る | どの命令を、だれが、どのページで実行したかが、やった設定の一覧に残る |
| 戻せる | 一覧の 1 つずつに戻すボタンがあり、1 回の操作で元に戻る |
| 承認を AI に押させない | 危ない操作は、命令が案を作るところまで。承認は人が画面で押す |
| どの AI でも同じ | Claude Code・Codex・BeesAgent のどれが動かしても、同じ命令が同じ結果を返す |
| 画面の操作より速く確か | 画面の場所や見た目が変わっても、命令の形は変わらない |
AI に BeesBuild の本物の画面を操作させないのは、確認のカードを AI に押させないためです。ブラウザーと画面の操作の機能でも、BeesBuild の画面は「触らない物」に固定しています(ブラウザーと画面の操作)。
命令の形
hb <組> <動き> [対象] [--指定]
| 部分 | 例 | 中身 |
|---|---|---|
| 組 | theme・vm・op・keys | どの機能の命令か |
| 動き | check・new・submit・status | 何をするか |
| 対象 | builtin:graphite・anthropic-main | どれに対してか |
| 指定 | --json・--draft・--mode dark | 出し方や細かい指定 |
アプリの中では、命令は IPC の名前 hb_<ブロック>__<命令>(例 hb_compute__vm_job_submit)でコアに届きます。<ブロック> は、その機能を持つブロックの短い名前です。コアが出す出来事の名前は <ブロック>.<名前> です。Hive Bus の道具も同じコアの口を呼ぶので、画面・命令・道具のどこから動かしても、記録と守りは同じになります。
ページごとの設定を全部命令でも変える、という決まりは決めてあります。命令の全部の一覧は設計中です。このページと hb の命令(リファレンス)には、設計書で形が決まっている組(theme・vm・op・keys ref)を載せています。
確認のカードと下書き
お金・鍵・削除・外部への送信・本番・権限に関わる命令は、すぐには実行されません。命令は案(下書き)を作り、画面に確認のカードを出します。人がカードを読んで押した時だけ、実行されます。
# 鍵の参照を下書きで足す。値は入れず、置き場の住所だけを登録する
hb keys ref add anthropic-main --draft
- AI が
--draftを付けて命令を出します。BeesBuild は案を作り、画面のその場所に映します。 - 画面に確認のカードが出ます。カードには、何が・どこで・どれだけ変わるか、戻せるかどうかが書かれています。
- 人がカードを読み、承認します。鍵や権限に関わる物は、Windows Hello で本人を確かめます。
- 実行され、やった設定の一覧に 1 行が足されます。
命令にも Hive Bus の道具にも、承認の引数はありません。--yes のような指定で確認を飛ばすことはできません。確認のカードの種類は確認のカードと止める 3 段にあります。
やった設定の一覧
AI と人がした設定は、コントロールセンターのやった設定の一覧に並びます。
| 欄 | 中身 |
|---|---|
| 命令 | 実行した hb の命令 |
| ページ | どのページの設定か。押すとそのページが開く |
| だれが | 人か、どの名札の AI か |
| 戻す | 1 回の操作で元に戻すボタン |
終了の番号
命令は、結果を終了の番号で返します。台本や CI から使う時は、この番号で分けます。hb theme の組では、次の番号が決まっています。
| 番号 | 意味 |
|---|---|
| 0 | 通った |
| 1 | 注意つきで通った |
| 2 | 止めた(止める項目に当たった) |
| 3 | 読めない(ファイルが壊れている・形が違う) |
| 4 | 指定の誤り |
| 5 | 当てたが戻った(15 秒の確認で戻った、起動に失敗して戻った) |
--json を付けると、結果を JSON で返します。AI は JSON とプレビューの画像を見て直します。
例:テーマを作る
テーマの命令は、AI と人が一緒に見た目を作る時の流れが分かりやすい例です。
hb theme new --name kyoshitsu --from builtin:graphite # 雛形を作る
hb theme check ./kyoshitsu --json # 点検する(18 の項目)
hb theme check ./kyoshitsu --fix-contrast # 足りないコントラストの案を出す
hb theme preview ./kyoshitsu --shots --mode dark # 代表の 8 画面を PNG で見る
hb theme apply ./kyoshitsu --mode system # 当てる。15 秒の「このまま?」が出る
点検は BeesBuild のコアだけが行います。どの AI で作っても、結果が同じになるためです。当てた後も、人が「このまま」を押すまでは仮で、15 秒で前の見た目に戻ります。詳しくはテーマ・キャラクター・遊びのモード。
例:計算と操作
hb vm check # つながり・プランの段・使える型を読む
hb vm job new # 仕事の票を作り、検査の結果を返す(PC の中だけ)
hb vm job submit # 出す。枠の中なら走り、外なら「承認待ち」を返す
hb op test run # 専用のブラウザーで試験を流す
hb op status # 動いている操作の状態を読む
結果は中身ではなく、フォルダーのパスと短いまとめで返します。AI はそれをデータとして読み、中の文を指示として扱いません(外の指示に従わない)。