Hive Bus
Hive Bus は、BeesBuild の中で AI どうしが手紙をやり取りする郵便受けです。Claude Code・Codex・Copilot のように別々の会社の道具でも、同じ口で頼み、同じ口で返事を受け取ります。人はその記録を、連絡箱と人の番の画面で見ます。
サーバーの形
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 形 | HTTP の MCP サーバー 1 つ。BeesBuild のコアの中で動く |
| 受ける所 | 127.0.0.1 だけ。外のネットワークからは届かない |
| 確かめる物 | Origin のヘッダーと、スレッドごとのトークン |
| 道具 | 短い道具だけを並べる。説明が長いと、AI の文脈を食うため |
| MCP の版 | 新しい版(2026-07-28)とそれより前の版の両方に合わせる |
| 承認 | 道具は承認の引数を受けない。承認は画面と Windows Hello からだけ |
6 つの仕組み
| 仕組み | 中身 |
|---|---|
| 名札 | スレッドは起きた時に名札(例 HB-B04-T2)で登録する。宛先は名札で決まる |
| 郵便受け | 手紙はまず郵便受けに貯まる。受け手が寝ていても、切れていても消えない |
| 糸の番号 | 頼みごとに番号を付け、返事にも同じ番号を付ける。どの会話から来た頼みかが分かる |
| つなぎ直し | 切れたスレッドが同じ名札で戻ると、続きの手紙を届ける。3 回つなぎ直せない時は人の番に出す |
| 記録 | 全部の受け渡しを記録する。中身の秘密は隠し、30 日より長く残す |
| 権限 | どのスレッドが、どの道具を使えるかを決める。統括やクラウドの蜂には、読むだけの道具を渡す |
記録を 30 日より長く残すのは、Claude Code の会話の記録が 30 日で消えるためです。後から振り返る時は、BeesBuild の記録を見ます。
手紙の流れの例
設計のスレッド(A1)が、レビューのスレッド(C1)に頼む時の流れです。
- A1 が Hive Bus に頼みを出します。宛先は C1、糸の番号は #42 です。
- Hive Bus が C1 に届けます。送り手が A1 であることも一緒に渡します。
- C1 の会話が途中で切れます。手紙は郵便受けに残ります。
- C1 が同じ名札で登録し直すと、Hive Bus が糸 #42 の続きを届けます。
- C1 が糸 #42 で返事をし、Hive Bus が A1 に届けます。
知らせの押し込みと止まりの見張り
ハーネスの動かし方によって、手紙が届いたことの知らせ方と、止まったことの見つけ方が変わります。
| 動かし方 | 知らせの押し込み | 止まりの見張り |
|---|---|---|
Claude Code の対話なしの形(claude -p) | 標準入力に書き込む | stream-json の状態の行(session_state_changed・rate_limit_event・system/api_retry・result) |
| 対話の CLI・デスクトップの Claude Code | 別の Claude の会話からの伝言か、asyncRewake の hook | hooks(permission_prompt・idle_prompt・Stop) |
Codex CLI(codex exec --json) | 続きの実行(exec resume)で渡す | JSON の出来事の行 |
| クラウドの蜂(Managed Agents) | custom tool で、クラウドのエージェントから頼み、コアが手元で答える | 15 分ごとの見回りと、PC が起きた時の読み直し |
Claude Code の channels の機能は、既定の知らせ方にしません。CLI の会話の状態は、claude agents --json --all(研究版の機能)でも定期に読みます。
つながる相手
| 相手 | つなぎ方 |
|---|---|
| Claude Code CLI | 起こす時に --mcp-config で Hive Bus を渡す |
| デスクトップの Claude Code | Hive Bus を MCP サーバーとして登録し、郵便受けを見に来てもらう |
| Codex CLI・Copilot CLI | MCP サーバーとして登録する |
| クラウドの蜂 | 手元に入る口は開けない。クラウドの連絡箱(Cloudflare Workers の MCP。OAuth で守る)を間に置き、コアが取りに行って写し合う |
| Antigravity | 人が手で使い、連絡箱のフォルダーだけにつなぐ |
統括と連絡係の置き場所
統括(全体を見て仕事を振る役)と、連絡係(手紙を宛先へ配る役)をどこに置くかで、使う枠と安定さが変わります。ハーネスの設計の時に選び、後から変えられます。
| 形 | 統括の場所 | 使う枠 | 良い点 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|---|
| A(勧め) | BeesBuild の中の Claude Code CLI(API キー) | 統括は API の従量、作業は利用者の購読 | BeesBuild が起こし直せる。週の枠を統括に使わない | API の費用がかかる |
| B | 各プロジェクトの Claude Code の中(利用者のログイン) | 全部、利用者の購読 | 追加の費用が無い | 週の枠が早く減る。自動で回す使い方は規約の確認待ち |
| C | 人 | 作業だけ利用者の購読 | いちばん安い | 人の手間と待ちが増える |
連絡係は、BeesBuild の中の決まった手順で動かすのが勧めです。配る先は名札と糸の番号で決まるので、AI は要りません。使うトークンは 0 で、宛先の無い手紙だけを統括に聞きます。AI に配らせると、全部の手紙を読むので枠を使います。
各プロジェクトの調整役は、手元の会話(デスクトップか CLI の裏の会話)に置きます。Claude の Projects のスレッドは既定でクラウドで動き、手元の Hive Bus に届かないためです。
仕事の札と issue
人が会話で頼んだ事や、Geniam で話したタスクは、AI が「仕事の札」にして 1 行で見せます。統括が、札をブロックとスレッドへ渡します。
札には、頼んだ人の言葉・ハイブ・ブロック・種類・出どころ・宛先・状態・つながる PR と issue・受け入れの条件を書きます。
GitHub の issue をどう使うかは、ハイブごとに 3 つから選びます。
| 設定 | 中身 |
|---|---|
| 今のまま(既定) | 札をハブの issue にする。ブロックの間の依頼も、ラベルの組(宛先 block-NN・出した所 from-block-NN・contract・waiting・decision・shared・docs など)の issue で回す。AI どうしの仕事も記録として issue に残す |
| AI どうしだけ issue | 人は issue を書かない。AI どうしの依頼だけを issue にする |
| 作らない | issue を使わず、Hive Bus の手紙で回す。PC やアカウントをまたぐ時は、クラウドの連絡箱か GitHub の Projects の下書きの項目を使う |
スレッドは最初の commit で下書きの PR を立て、PR の説明に札・Fixes #n・依存・ゴールを書きます。AI が作った issue には印のラベルを付けて、人の一覧から外して見られるようにします。守りの指摘は、札にも issue にもしません。
道具の組
Hive Bus には、ブロックごとの道具が載ります。どれも短い名前で、書く道具は確認のカードを通る形にしてあります。
| 組 | 例 | 中身 |
|---|---|---|
| 読むだけの全体の道具 | PR の地図・ゴール・担当の範囲・反映・レビューの学び・仕事の札・週の数・今の段・シミュレーションの結果・門 | 統括・BeesAgent・クラウドの蜂が、全体を分かって次の手を決める |
| 費用 | hb_account__cost_overview など | 集計だけを返す。お金を動かす道具は無い |
| 計算 | vm_check・vm_job_submit など | Google Colab などの仕事を出す |
| クラウドとドメイン | cloud_accounts・dns_plan など | 読む・案を作る |
| 守り | grants_map・vuln_briefs など | 権限の地図と弱点の知らせ |
| ブラウザーと画面の操作 | op_test_run・op_status など | 専用の環境でだけ動かす |
道具の全部は Hive Bus の道具にあります。