鍵と接続
BeesBuild は鍵を持ちません。API キーとトークンは 1Password などの置き場に入れ、BeesBuild は置き場の住所(参照)だけを持ちます。鍵は実行の時だけ取り出し、その道具のプロセスの中だけで使い、会話・ファイル・記録には出しません。考え方は鍵を持たないにあります。

鍵の置き場
| 置き場 | 中身 |
|---|---|
| 1Password(既定) | 鍵は op:// の参照で指すだけ。実行の時に取り出す。取り出す時は生体の認証 |
| Cloudflare | Secrets Store(beta・読み戻せない)と AI Gateway。PC には通り道のトークンだけを置く |
| Doppler・Infisical・Bitwarden・AWS | 選べる |
鍵の正本は 1Password です。Cloudflare の Secrets Store は、Workers と AI Gateway に渡す写し先に限ります。Secrets Store は beta で、件数に上限があり、Workers と AI Gateway にしか届かず、入れた値を読み戻せないためです。
鍵の渡し方
- 置き場に入れる:鍵は 1Password などに置きます。BeesBuild には参照だけを登録します。
- 実行の時だけ取り出す:道具を起こす直前に、置き場から取り出します。
- その道具のプロセスの中だけ:取り出した鍵は、その CLI のプロセスにだけ渡します。
- 出さない:会話・ファイル・記録に、鍵の値を出しません。
ハーネスごとの渡し方です。
| ハーネス | 渡し方 |
|---|---|
| Claude Code | 設定の apiKeyHelper から op read を呼び、その時だけ鍵を得る |
| Codex | op run -- codex exec で、命令の間だけ鍵を環境の値に入れる |
| ほかの AI | Cloudflare AI Gateway に鍵を預け、PC からは通り道のトークンで呼ぶ(BYOK) |
Claude Code の設定の見本です(参照の住所は見本)。
{
"apiKeyHelper": "op read op://hive/anthropic-A1/credential"
}
op run は、参照(op://)を書いた環境の値を、命令の間だけ本物に差し替えて渡します。命令が終われば、鍵はどこにも残りません。
子のプロセスへの漏れ止め
Claude Code では CLAUDE_CODE_SUBPROCESS_ENV_SCRUB=1 を入れます。Bash の道具・hooks・MCP のサーバーなどの子のプロセスに渡す環境の値から、Anthropic とクラウドの資格を外す設定です。外す名前は決まった一覧なので、ほかの会社の鍵(OpenAI や Cloudflare のトークンなど)は外れません。だから、鍵を環境の値に長く置かない渡し方と組み合わせます。
AI の接続口
AI の提供元ごとに、使う所・鍵の置き場・通り道を決めます。接続口ごとに、月の上限も置けます。
| 提供元 | 使う所 | 鍵の置き場(指すだけ) | 通り道 |
|---|---|---|---|
| Claude(契約の利用枠) | 作る段(サインインした Claude Code) | 鍵なし。各アカウントのサインイン | CLI |
| Claude API(契約に付くクレジット) | AI の机・設計の段・分析 | op://hive/anthropic-A1 〜 A6 | apiKeyHelper |
| OpenAI(Codex) | 画面の一部 | ChatGPT のサインイン | CLI |
| fal.ai | 画像・動画 | Cloudflare の Secrets Store | AI Gateway |
| Hugging Face | モデル・データ | op://hive/hf/token | AI Gateway |
| DeepSeek | 安い下書き | Cloudflare の Secrets Store | AI Gateway |
Claude の Max・Ultra の契約には、毎月の API クレジットが付きます。Console の組織を契約につなぎ、その組織の API キーで使います。対話の Claude Code は、サインインの利用枠を使います。クレジットは Anthropic の API にだけ使え、fal.ai などの支払いには回せません(枠の財布とランニングコスト)。
Claude Code のサインインの資格(.credentials.json・setup-token の値)は、BeesBuild が読まず、持ちません。ログインの状態は claude auth status で見ます(Claude Code)。
鍵の一覧
鍵ごとに、写し先の全部と期限を並べます。
| 何を | 正本 | 写し先 |
|---|---|---|
| ほかの AI の鍵(fal.ai など) | 1Password | Secrets Store(AI Gateway に預ける) |
| 連絡箱・動画の署名・費用の見張り役の Worker の鍵 | 1Password | 1 つの Worker なら Workers の secrets、複数の Worker で同じ鍵なら Secrets Store |
| Cloudflare を操作する API トークン・ドメインの登録の書くトークン | 1Password | 写さない(コアがその命令の間だけ取り出す) |
| GitHub の CI・クラウドの蜂・クラウドの会話の鍵 | 1Password | GitHub の secrets・クラウドの蜂の金庫・通信の秘密(クラウドの蜂) |
一覧には、次の物も出します。
- Secrets Store の使った件数(beta の上限に近づいたら知らせる)
- クラウドの中にあるのに、正本の無い鍵(Cloudflare の API トークン・AWS のアクセスキー・Google Cloud のサービスアカウントの鍵)。1Password に正本が無い物・期限の無い物・長く使っていない物に印を付ける
- 鍵の期限が近い物
取り替え
- 新しい値を作る:1Password で、新しい値にします。
- 写す:コアが、写し先へ書きます。初めての写し先は、確認のカードを通します。
- 記録する:版と時刻だけを記録します。値は記録しません。
手元で Workers を試す時の秘密は、.wrangler/state に暗号なしで残ります。だから手元には、試しの値だけを置きます。
もしもの時
| ボタン | すること |
|---|---|
| 全部の通り道を止める | 鍵の通り道(AI Gateway・apiKeyHelper・CLI への受け渡し)を全部止める。動いている仕事も止まる |
| 鍵を入れ替える | 漏れた疑いのある鍵を、上の取り替えの手順で入れ替える |
1 つの鍵だけ使った量が急に増えた時は、漏れの疑いとして赤の知らせが出ます(枠の財布とランニングコスト)。
費用を読む鍵
費用と残高を読む鍵は、AI を呼ぶ鍵と分けて作ります。
| 段 | 鍵 |
|---|---|
| 読むだけにできる | fal.ai の BILLING の鍵・Cloudflare の Billing Read と AI Gateway Read・Google の Billing Account Viewer と書き出しを読む権限 |
| 読むだけにできるか確かめている | OpenAI の Restricted の Admin キー・Temporal の Finance Admin のサービスアカウント・Baidu の AK/SK |
| 読むだけにできない | Anthropic の Admin キー・DeepSeek と Fish Audio の API キー |
- 読むだけにできない鍵は、専用に作って期限を付けます。PC が眠っている間の見張り役には置きません。
- 読むのはコアだけです。AI・エンジン・会話・記録・書き出しには出しません。
- 費用を読む鍵で、各サービスの歯止め(上限や予算)を書き換えません。
足す・外す・記録
- 鍵を足す・外すのは、確認のカードを通し、Windows Hello で本人を確かめます。
- 鍵は人ごとに持ち、共有しません(みんなで作る)。
- 誰が、いつ、どの鍵の通り道を使ったかを記録します(例:「09:41 KN-UX fal.ai・画像 3 枚」)。鍵の値は記録しません。
- ブラウザーと画面の操作の試験で使うアカウントのログインの状態も、鍵と同じ扱いで置き場に入れます(ブラウザーと画面の操作)。
データの型
| 型 | 中身 |
|---|---|
HbSecretRef | 鍵の参照(置き場の住所・種類・写し先・期限)。種類は、推論・費用を読む・作り直しのトークン・試験用のアカウントのログインの状態など。中身は持たない |