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仮想マシンと Google Colab

仮想マシン(VM)は、PC では重い計算を任せる借り先です。BeesBuild では、Google Colab・Modal・手元の GPU を VM として並べ、予約して使います。Google Colab は、ブラウザーを開かずに、頼む・走る・受け取る・片付ける・「終わりました」の通知までを、BeesBuild のコアが受け持ちます。

仮想マシンの画面。上の表に Google Colab・Modal・手元の GPU が、種類・残り・使っているスレッド・予約と並ぶ。下に同じ VM を同時に使わない決まり 5 つと VM で使うモデル、右に Hugging Face からモデルを足す時の点検と、ハーネスごとに使う VM が出ている
仮想マシン。予約して、1 つの VM を 1 つのスレッドで使う画面設計(開発中)・数字は見本

仮想マシンの一覧​

欄中身
VMGoogle Colab・Modal・手元の GPU など
種類GPU・サーバーレスの GPU・PC
残りColab は CU の残り(読めた時だけ)、Modal は月の枠の残り
使っている使っているスレッドの名札と仕事
予約次に使う予定のスレッドと時刻

画面の右には、どのハーネスがどの VM を使うかも出します。

同じ VM を同時に使わない決まり​

  1. 予約してから使う。1 つのランタイムに 1 つのスレッド。
  2. 予約は 2 時間まで。長い学習は夜にまとめる。
  3. 止まったり、合図が 30 分無かったりしたら、自動で返す。
  4. 残りが 10% を切ったら、新しい予約を止めて人の番へ。
  5. どのハーネス(Claude Code・Codex)が使っているかを記録する。

VM で使うモデル​

PC に入らない大きなモデルは、VM だけで動かします(例:長い文章の MiniMax-01、画像の FLUX)。声を文字にする Whisper のように、PC と VM の両方で動かす物もあります。動かし方はスキルにして、作る段のスレッドが同じ手順で使えるようにします。モデルを足す時の点検は、ローカルの AIにあります。

Google Colab を VM として使う​

Google とやり取りするのは、BeesBuild のコアだけです。エンジンには Colab の CLI や MCP を直に持たせず、Google のトークンも渡しません。どのエンジンも、Hive Bus の道具か hb vm の命令という同じ口で頼みます。クラウドの蜂からの頼みも、同じ口でコアに届きます(クラウドの蜂)。

ブラウザーを開かない​

Colab を使うたびにブラウザーが開くと、仕事の邪魔になります。原因は 2 つありました。仕事の前に Colab の画面で CU の残りを読んでいたことと、公式のブラウザーの橋(colab-mcp)が、つながっていないと呼ばれるたびに新しいタブを開くことです。そこで、次のように決めます。

  • CU の残りを、仕事を始める条件にしません。止める条件は、時間の上限・見積の上限・サービスが実際に返した拒否の 3 つです。
  • ブラウザーの橋(colab-mcp)は使いません。エンジンの設定に見つけたら、ハーネスの診断で知らせて、外すかを聞きます。
  • 公式の CLI の colab pay と colab url --open は呼びません(ブラウザーを開くため)。colab ssh と colab console も使いません(遠隔の操作のため)。
  • Colab とのやり取りはコアの 1 つのプロセスにまとめ、会話ごとにサーバーを起こしません。
  • ログインが切れたら、仕事を止めてカードを 1 枚出します。自分からブラウザーを開かず、何度も聞きません。
  • OAuth の同意の画面が「テスト中」のままだと、作り直しのトークン(refresh token)が 7 日で切れます。利用者に、Google Cloud のコンソールで「本番」の状態にしてもらいます。

3 つの道​

Colab を動かす公式の道は 3 つあり、どれも用意して、仕事ごとに使い分けます。2026 年 11 月に公式の資料で調べた時点の内容です。

道できる事よい所気を付ける所
公開 API(REST と Jupyter の口)VM を借りる・一覧・消す・使える型の一覧・プランの段。返ってきた接続先の Jupyter の口で、コードを動かし、ファイルを出し入れするWindows で直に動く。止まったことを公開の口で確かめられる申請制のベータ。形が変わるかもしれない。CU の残りは読めない
公式の Colab CLI(WSL の中)借りる・動かす・ファイルの出し入れ・止める・自分の VM の一覧・CU の残り。型は --gpu・--tpu・--high-mem で選ぶブラウザーなしで CU の残りを読める唯一の公式の口。申請が要らない。WSL の仕事を丸ごと Colab へ投げられるWindows では動かないので WSL の中で使う。出力は文字だけ。止める命令は解放を確かめない
公式のリモートの MCPVM を作る・型の一覧・session・コードの実行・プランの段何も入れずに HTTP で使える。session を分けて VM を使い回せるファイルの受け渡しの道具が無い。結果は文字だけ。VM を作る回数に上限がある

ほかに、Google Cloud の Colab Enterprise(Vertex AI のノートの実行)も使います。24 時間を超える仕事・予定の実行・チームの仕事と、CU が尽きた時の予備です。Google Cloud のクレジットで払えます。使うには、請求の口座・GPU の割り当て(新しいプロジェクトは 0 のことがある)・結果を置く Cloud Storage の用意が要り、画面に手順とリンクを出します。

仕事ごとの振り分け​

コアの振り分けの既定です。人が変えられます。

仕事使う道
ファイルを送って結果を受け取る計算(GPU の学習・推論・画像と動画の処理、外へ送ってよいリポジトリの重い試験と build)。コアが自動で回す仕事公開 API(主)
WSL の中で作っている仕事を、丸ごと Colab で動かすCLI
CU の残りと、1 時間あたりの消費を読むCLI(つなぐのは必須)
短い計算(数十秒で、文字の結果で足りる)と、型の一覧・動いている VM の読みリモートの MCP
知らない VM の見つけ(ほかの道具や人が借りた物)CLI と、公開 API・MCP の一覧の両方で照らす
公開 API の申請が無い利用者CLI を主に、短い計算は MCP
24 時間を超える仕事・予定の実行・チームの仕事・CU が尽きた時Colab Enterprise

コアの中には、道を差し替えられる口を 1 つ作り、中身を道ごとに持ちます。中身は、点検・型の一覧・借りる・実行する・受け取る・片付ける・停止の確認・自分の VM の一覧・CU の読み(CLI だけ)です。予算の枠・送る物の検査・片付け・通知は、どの道でも同じです。同じアカウントで同時に動かす仕事の数は、道をまたいで数えます。資料に無い口は呼びません。

仕事の流れ​

  1. 頼む:仕事の票に、送るファイル(sha256 はコアが計算)・引数の配列の命令・outputs/ の中の出力・型(CPU か GPU)・時間と見積の上限を書きます。送ってよいかの検査と、予算の枠を通します。
  2. 走る:アカウントごとに同時に 1 つです。二重に作らない番号を付けて VM を作り、作成の処理の終わりと Jupyter の準備を待って、kernel を 1 回だけ作ります。VM の中に見張り役を置き、入力を送って実行します。
  3. 受け取る:出力を PC へ戻し、宣言した出力の path・hash・大きさと仕事の nonce を照らして、ハイブの結果のフォルダーに置きます。
  4. 片付ける:kernel を止めて VM を削除し、止まったことを確かめます。
  5. 終わりました:OS の通知 1 つと、アプリの中のカード 1 枚を出します。

仕事の状態は、下書き → 準備済み → 承認待ち → 割り当て中 → 実行中 → 回収中 → 片付け中 → 終わり、と進みます。ほかに、失敗・取り消し・停止未確認があります。

片付けと停止の確認​

  • 1 つの仕事に 1 つの VM です。結果を受け取ったら、すぐに削除します。失敗の時も、途中までの結果を受け取ってから、必ず片付けます。
  • 「止まった」にするのは、作成の処理の確定・同じアカウントで読むと 404・一覧に無い、の 3 つがそろった時だけです。削除の受け付けや、借りている印の期限切れだけでは、止まったことにしません。
  • 確かめられない時は「停止未確認」にしてカードを 1 枚出し、照合を続けます。
  • 絶対の期限(既定 60 分)を、VM の中の見張り役とコアの両方が持ちます。生きている合図は 15 秒ごと、借りている印は 60 秒です。出力がしばらく出ないことだけでは止めません。
  • 記録に無い VM を見つけたら、カードで「止める・残す」を聞きます。勝手には止めません。

型と予算の枠​

使える型(GPU か TPU・メモリ・ディスク・使えるか・1 時間あたりの見積の CU)を公式の口で読み、Colab の管理に出します。

選び方中身
自動(既定)要件に合う中で、いちばん安い型
エージェントが選ぶ票に型か設定の組と理由を書く。許した型の中だけ
人が決めた型だけ決めた型から動かさない

よく使う型と準備(最初に入れる物の一覧と hash・期限)は、「VM の設定の組」として名前で残し、票やエージェントから名前で呼べます。許す型の既定は T4 と L4 で、A100 と H100 は毎回カードで聞きます。

ハイブごとの予算の枠は、人が 1 回決めます。

枠既定
1 回60 分・見積 15 CU
1 日50 CU
GPUT4 と L4
  • 枠の中は、AI が頼んでもそのまま走ります。枠の外だけ、確認のカードを 1 枚出します。
  • 設定で「上限なし」も選べます。上限なしでは枠の外のカードを出しませんが、許す型の一覧は人が決め、送る物の検査と片付けはそのままです。
  • AI は、承認の印を自分で付けられません。承認は画面からだけです。
  • CU が読めていて、残りが 10% を切った時は、新しい仕事を待たせてカードを 1 枚出します。読めない時は、この決まりでは止めません。
  • サービスが CU の不足を返したら、仕事を止めて 1 回だけ知らせ、カードに「CU を買う」を出します。押すと OS のブラウザーで購入のページが開きます。買うのは人で、BeesBuild は買いません。

通知​

時OS の通知カード
終わった題「終わりました」。本文「Colab:仕事の名前(かかった時間)。結果はフォルダー」1 枚。押すと仕事のカードが開く
失敗した題「止まりました」。本文は理由と「片付け済み」か「片付けを確認中」1 枚

途中の段は知らせません。同じ仕事の知らせは 1 回だけで、続けて終わった物は 1 つにまとめます。Windows の集中モードの間は OS が通知を止め、カードは残ります(人の番と決める部屋)。

ログインと鍵​

道ログイン
公開 API人が「Google でログイン」を押し、OS のブラウザーが 1 回だけ開く。戻り先は 127.0.0.1(デスクトップのアプリの流れと PKCE)。作り直しのトークンは OS の資格情報マネージャーに置き、読むのはコアだけ
CLICLI が出す URL を人が開き、承認のコードを貼る。カードに URL のボタンとコードの欄を出す
リモートの MCPプロジェクトで MCP のサーバーを有効にし、コアが同じ Google のログインでつなぐ
Colab EnterpriseGoogle Cloud のプロジェクトと請求の口座を使う。資格の参照はコアだけが持つ
  • 許す範囲(scope)は、colaboratory と、Drive を使う時の drive.file だけです。
  • VM には鍵を置きません。VM に渡す環境の値は、仕事の ID と nonce だけです。

送る物の守り​

  • 送るのは、仕事の票に書いたファイルだけです。秘密の一覧(env/・.env*・users.json・*.pem など)と資格の置き場らしいパスは止め、鍵の形の文字は送る前に走査します。
  • 既定は「秘密を隠して渡す」です。票のファイルの中の秘密(名前・メール・鍵の形など)を置き換えてから送り、戻った結果は手元の対応表で元に戻せます(データの扱い)。持ち主は「秘密を含まない仕事だけ」と「何でも送ってよい」も選べます。
  • どれを選んでも、鍵とトークンの中身と、本番でまだ直っていない弱点の中身は送りません。
  • リポジトリのコードは、「外へ送ってよい」の印のリポジトリの物だけです。
  • 戻った結果は、信用しないデータとして扱います(大きさの上限・hash の照合・実行しない)。外へ送った記録には、名前・大きさ・hash・送り先だけを残します。
  • 「止める」を押すと、Colab の仕事も全部止めて片付けます。

規約​

Colab の追加の利用規約では、アカウントを共有しないこと、Google が認める方法以外でアクセスしないこと、Colab へのアクセスを第三者に売ったり貸したりしないことが決まっています。チームの人には、その人のアカウントをつないでもらいます。

FAQ の禁止の一覧(トンネル・プロキシ・採掘・パスワードを破る・複数のアカウントで制限を避ける など)に当たる命令は、準備の段で止めます。自動の仕事は、有料の段だけで動かします(規約の線とライセンス)。

CU の読み方と払いの元​

  • 払いの主は、Google AI のプランに付く Colab の CU です。
  • CU の残りを読む公開の API はありません。CLI の colab usage で読めた時だけ、枠の財布に「Colab の CLI の値(公開の API ではない)」の印つきで出します。
  • 読むのは、仕事を出す時と終わった時、「読み直す」を押した時だけです(多くても 5 分に 1 回)。読めない時は「読めません」とだけ出し、ブラウザーで読みに行きません。
  • CLI のログインが切れている時は、プランの段と「CU の残りは出していません(ブラウザーを開かないため)」だけを出します。
  • 仕事ごとの正確な消費は分からないので、見積だけを出します。
  • Google AI Ultra に付く Google Cloud のクレジットは、Gemini と Colab Enterprise で分け合います。個人の Colab の CU には使えません。

Hive Bus の道具と hb vm の命令​

Hive Bus の道具hb の命令用途
vm_checkhb vm checkつながり・プランの段・使える型・動いている自分の仕事(読むだけ)
vm_specshb vm specs使える型と 1 時間あたりの見積(読むだけ)
vm_profileshb vm profile listVM の設定の組の一覧(読むだけ)
vm_job_preparehb vm job new仕事の票を作り、検査の結果を返す(PC の中だけ)
vm_job_submithb vm job submit出す。枠の中なら走り、外なら「承認待ち」を返す
vm_job_statushb vm job status状態・かかった時間・結果のフォルダー(読むだけ)
vm_job_cancelhb vm job cancel止める。片付けまではコアがする
vm_jobshb vm jobs仕事の一覧(読むだけ)
vm_usagehb vm usageCU の残り。読めた時だけ値を返し、読めなければ null と理由(読むだけ)
  • 道具の名前は hb_compute__vm_job_submit のように、hb_ + 持ち主の鍵 + __ + 命令の形にそろえます。
  • 読むだけの道具には印(readOnlyHint)を付け、決めた欄だけを返します。知らない例外の中身は返しません。
  • エラーは「CU 不足」「枠がいっぱい」「理由が分からない拒否」に分けて返します。同じ仕事は二重に出しません。
  • 結果は中身ではなく、フォルダーのパスで返します。AI はそれをデータとして読みます。
  • 使い方は SKILL.md にして、.claude/skills/ と .agents/skills/ に配ります(スキル)。

確かめていること​

次の事は、本物のアカウントと小さな仕事で確かめてから決めます。確認中

  • CLI で借りた VM が、公開 API の一覧に出るか
  • リモートの MCP の認証の条件
  • Google Cloud のクレジットが、Colab Enterprise の払いに当たるか
  • 申請制の公開 API が、配る版の BeesBuild の OAuth の client で通るか
  • ブラウザーを 1 度も開かずに、「頼む」から「終わりました」まで通るか
  • WSL の中に鍵の置き場(keyring)が無い時、CLI が命令のたびにログインを求めるか
  • Modal:使った分だけ払うサーバーレスの GPU です。月の無料の枠があり、画像のモデルなどを置きます。鍵は 1Password に置き、実行の時だけ取り出します。
  • 手元の GPU:PC の GPU です。声の道具など、いつも使う軽いモデルを動かします。お金はかかりませんが、予約の決まりは同じです。

計算の置き場の選び方は、計算資源にあります。

専用の環境とサンドボックス​

  • 専用のブラウザーと専用のデスクトップ:ブラウザーと画面の操作のために、仕事ごとに新しく作って消す環境です。詳しくはブラウザーと画面の操作にあります。
  • スキルを試すサンドボックス:スキルの安全性の確認の 4 段目で使います。鍵なし・本人のホームのフォルダーなし・外への通信は止めるか記録する形で、使い捨ての VM・Docker・WSL の中で試し、試した後に消します。触ったファイル・出ようとした通信・使った道具を記録します(スキル)。

Colab と Windows Sandbox は、この 2 つには使いません。

データの型​

型中身
HbVmVM(種類:colab・browser・desktop。Colab の道:api・cli・mcp・enterprise)
HbVmJob仕事の票・状態・使った道・停止の根拠
HbVmBudgetハイブごとの予算の枠(上限なしも選べる)
HbVmUsageReadingColab の CU の読み(CLI で読めた時だけ)
HbVmSpec使える型の一覧の読み
HbVmProfileVM の設定の組
HbBoxImage専用の環境のイメージ(版・digest・取得の日)

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