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データの扱い
BeesBuild は、AI の提供元ごとに「どこまで渡してよいか」を決めます。決めた段を越える物は、AI に届く前に止めるか、秘密を隠してから渡します。隠した所は、返事が戻った時に元の値へ戻します。

4 つの段
| 段 | 渡す物 |
|---|---|
| 全部の仕事 | 決めた範囲の物は、そのまま渡す |
| 秘密を隠して渡す | 秘密を印に置き換えてから渡す |
| 秘密を含まない仕事だけ | 秘密を含む仕事は、その AI に回さない |
| 使わない | その AI には何も渡さない |
AI ごとの既定
どの AI も、4 つの段から選び直せます。
| AI の提供元 | 既定 |
|---|---|
| Claude(Anthropic) | 全部の仕事 |
| OpenAI | 全部の仕事 |
| Gemini(Google) | 全部の仕事 |
| DeepSeek など中国の会社のモデル | 秘密を隠して渡す |
| 手元の AI | 全部の仕事 |
物ごとの決まり
AI の提供元とは別に、物ごとにも決まりがあります。
| 物 | 既定 | 決まり |
|---|---|---|
| Google Colab(計算) | 秘密を隠して渡す | 「秘密を含まない仕事だけ」と「何でも送ってよい」も選べる。選ぶのは持ち主 |
| クラウドの資格(Cloudflare・AWS・GCP) | AI に渡さない | サンドボックスから置き場を見えなくする(下の節) |
| 画面の写真とページの文(ブラウザーと画面の操作) | Claude だけ(利用者の鍵) | 中国の会社のモデルには送らない |
| シミュレーションの束とペルソナ(クラウドに出す物) | 出さない | ハイブごとに、出してよい物を選ぶ |
- Colab に渡すと決めた時だけ、表のファイルの中の秘密(名前・メール・鍵の形など)を同じ仕組みで置き換えてから送ります。戻った結果は手元で元に戻せます(仮想マシンと Google Colab)。
- 画面の写真は、文字のように一部だけを隠すことができません。だから送り先を Claude だけに絞ります。ログインの画面が写った結果は、この表で許した AI にだけ渡します(ブラウザーと画面の操作)。
- クラウドに出す物の設定は、クラウドの蜂の設定と同じ所にあります(クラウドの蜂)。
クラウドの資格を AI から見えなくする
AI が動くサンドボックスからは、クラウドの資格の置き場が見えないようにします。
~/.aws・gcloud の設定・.wranglerを、サンドボックスの中から読めなくします。- WSL2 では、Windows の C ドライブを自動でつなぐ設定を切ります。
WSL2 の自動のつなぎを切った時に困る所が無いかは、試しの週に確かめます。確認中
どの段でも送らない物
段を「全部の仕事」や「何でも送ってよい」にしても、次の物は送りません。
- 鍵とトークンの中身
- 本番でまだ直っていない弱点の中身
鍵は、BeesBuild のコアが持ち、AI には参照だけを見せます(鍵を持たない)。
秘密を隠して渡す 6 つの段
- 送る文:仕事の指示と資料です。
- 見つける:決まりと、手元の検出器で秘密を探します。
- 隠す:見つけた物を
〔名前1〕・〔鍵1〕のような印に置き換えます。 - 送る:選んだ AI へ送ります。
- 戻す:返事の中の印を、元の値に戻します。
- 記録:何を隠したかを記録に残します。値そのものは残しません。
隠すのも戻すのも、AI ルーター(Xroid の部品)の中で行います。隠す前の値は、この PC の外へ出ません。
見本
隠す前の文(この PC の中だけ):
〇〇様(mail@example.jp)の請求 A-1029 を、教室ノートの鍵で取り直して、返事の下書きを作って。
AI に渡す文:
〔名前1〕様(〔メール1〕)の請求(〔番号1〕)を、〔ハイブ1〕の〔鍵1〕で取り直して、返事の下書きを作って。
AI は印のまま返事を書きます。BeesBuild が印を元の値に戻してから、人に見せます。
隠す物
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 鍵・トークン | API キー・パスワード・接続の文字列 |
| 連絡先 | メール・電話・住所 |
| 名前 | 人と会社の名前 |
| 番号 | 顧客の番号・注文の番号 |
| 社内の場所 | 社内の URL とサーバーの名前 |
| 決めた言葉 | 辞書に入れた言葉(プロジェクトの名前など) |
決めた言葉の辞書には、まだ公開していない製品の名前なども入れられます。「秘密を隠して渡す」の段の AI には、辞書の言葉も印に置き換えて渡します。
見つけ方
既定は「決まり+専用の検出器」です。
| 見つけ方 | 使う時 |
|---|---|
| 決まりだけ | 形で分かる物(メール・電話・鍵の形)。AI を使わない |
| 専用の検出器 | 既定。Presidio など、AI を使わない検出器 |
| 手元の小さな AI | 決まりと検出器で足りない時だけ |
| クラウドの AI | 選べる。使わないこともできる |
限界
名前を隠しても、仕組みそのもの(コードの中身や設計の考え)は伝わります。秘密にしたい設計を扱う仕事は、その AI の段を「秘密を含まない仕事だけ」か「使わない」にします。
データの形
| 型 | 中身 |
|---|---|
HbDataPolicy | AI ごと・物ごとの段と既定 |
HbOutboundLog | 外へ送った物の記録(送り先・大きさ・隠した物の種類。中身は残さない) |