開発の速さ
開発の速さは、決めた物差しで機械が数えます。AI は数を作りません。数えた数から、終わる週を予測し、ダッシュボード・速さのレポート・週次レポート・動画にします。BeesBuild の外のハーネスでやった仕事も取り込みます。
| 画面 | すること |
|---|---|
| ダッシュボード | 先週と今週、ブロックごと、どこで待ったかを見る |
| レビューの予測 | 待ちが無くなる週と、要るレビュアーの数を計算する |
| レポートと共有 | 「何日でできた」のレポートを作り、点検してから外へ出す |
| 動画 | レポートの数から動画を作る |
| 詰まりの輪 | 週 1 回の短い問いで、詰まりの声を集める |
| PR の資料とモック | PR ごとの押すだけの資料(レビュー) |
物差し
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| 行 | 本番のコードとテストを分ける |
| 数え方 | 足した行と消した行を別に数える |
| 除く物 | 生成物・lockfile・テストの固定データ |
| 数える道具 | scc(版を固定する) |
| 期間 | 暦の日。日本時間で見せる |
| 人と AI | 人の実働と、AI の稼働(延べ)を分ける |
物差しは、どのレポートにも必ず書きます。物差しが違う数どうしは比べません。
5 つの面
速さだけで見ないように、数を 5 つの面に分けます。
| 面 | 数 |
|---|---|
| 速さ | 区間ごとの期間・PR のサイクルタイム・週のマージの数・公開の回数 |
| 量 | 本番とテストの行・変えたファイル |
| 質 | 戻した PR・直しの率・3 週の内の書き直し |
| レビュー | 拾われるまでの時間・待ちの量・さばいた量(人と AI) |
| 人 | 週 1 回の短い問い(詰まりの輪) |
開発ルールの守られた率、PR の指摘の数の移り、再利用した行の数、画面の試験の数と落ちた数と揺れも、同じダッシュボードに出します。どれも数えた値だけです。
時間の区間
案の受付 → 設計の確定 → 実装 → PR → レビュー → マージ → 公開、の区間ごとに時刻を残します。時間は次の 5 つに分けます。
| 時間 | 中身 |
|---|---|
| 暦の期間 | 始まりから終わりまでの日数 |
| 人の実働 | 人が手を動かした時間 |
| AI の稼働 | AI が動いた時間(延べ)。シミュレーションの費用も入れる |
| 人の返事待ち | 人の答えを待った時間 |
| レビューと公開の待ち | レビューと公開を待った時間 |
- 外のハーネスの仕事は、GitHub と、Claude Code の計る仕組み(OpenTelemetry を手元で受ける)から取り込みます。
- 会話の記録は、利用者が許した時だけ、時刻と種類だけを使います。記録のファイルを直に読まず、hooks の入力・OpenTelemetry・stream-json の結果から取ります。
- ビーズビルディングの段の出入りからは、設計から公開まで何日か、先に作る物と確かめる段にかかった時間、戻った回数を数えます。
ダッシュボード

| 所 | 中身 |
|---|---|
| 頭の数 | 本番の行・テストの行・マージ・レビュー待ち・終わる見込み・監査の重さ「高」 |
| 先週と今週 | 1 週・2 週・4 週の比べ |
| どこで待ったか | 区間ごとの待ち。濃い線が中央値、薄い線が 75 パーセンタイル |
| ブロックごと | ブロックごとの行・マージ・レビュー待ち・最初のレビューまでの時間・状態 |
同じ数は、コントロールセンター・コックピット・自分のダッシュボードの計器にも出せます(コントロールセンター)。
レビューの予測

AI が速く書くほど、詰まるのはレビューです。BeesBuild は、レビューの待ちを式で予測します。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
B | 今のレビュー待ちの量 |
a | 1 週に来る量(直近 4〜8 週の中央値) |
r | レビュアー 1 人が 1 週にさばく量(直近 4〜8 週の中央値) |
N | レビュアーの人数 |
C | 1 週のさばく力(N × r) |
| 求める物 | 式 |
|---|---|
| 待ちが無くなるまでの週 | T = B ÷ (C − a) |
| 詰まりの度合い | ρ = a ÷ C(0.8 より下を目安にする) |
T 週で終えるのに要る人数 | N = (a + B ÷ T) ÷ r |
Cがa以下だと、待ちは終わりません。増え続けます。- 時間は、中央値と 75 パーセンタイルで見せます。
- 始めの 4 週は数が少ないので、「見込み」と書きます。
- AI の前さばき(別の会社の AI が先に読む)で速くなった分は、
rの実測に入れます。 ρが 0.8 を超えたら琥珀で知らせ、段取りの問いを週 1 回、人の番に出します。
段取りの勧め
予測から、段取りの案(レビュアーを足す・来る量を抑える・今のまま など)を作り、決める部屋に出します。案ごとに ρ と待ちの週が付きます。勧めは出すだけで、段取りは人が選びます。AI が勝手に動かすことはしません(人の番と決める部屋)。
速さのレポート

「設計の始めから公開まで何日」のレポートを作ります。
3 つの数を分けて書く
| 数 | 中身 | 書き方 |
|---|---|---|
| 実測 | 記録から、決めた物差しで数えた数 | そのまま書く |
| 利用者の目安 | 経験から言う数 | 「測った数ではない」と書く |
| 外の参考 | 調査や公の数 | 出典・年・条件を並べる。倍率は出さない |
「何倍」と書けるのは、同じ物差しの実測どうしだけです。書く時は「この案件では」と添え、物差し・期間・人と AI の数を書きます。
外へ出す前の点検
レポートを外へ出す時は、確認のカードを通します。出した物は戻しにくいので、AI が先に点検し、押すのは人です。
- 物差し・期間・人と AI の数を書いた
- 実測・利用者の目安・外の参考を分けた
- 倍率は同じ物差しどうしだけ
- 弱点の中身・秘密・社内の番号が無い
- 直す前の重さ「高」の指摘が無い
- 元の JSON と物差しを残す
セキュリティは数だけを出します(監査を通った PR・指摘の数・直すまでの時間)。直す前の「高」がある週は、出す前に人が確かめます。書き出しの形は、ページ・横長・縦長から選びます。
週次レポート
毎週月曜 9:00(日本時間)に、前の週(月曜 0:00〜日曜 24:00)の分を自動で作ります。押せば、いつでも作れます。
| 段 | 中身 |
|---|---|
| 1 今週のクリア | クリアしたゴールと塊(ステージング・本番) |
| 2 反映 | マージした本数と行(本番とテストを分ける)、ステージングと本番(提供先ごと)へのデプロイの回数、本番に入った PR、マージ済みで本番にまだの PR、変更のリードタイム(マージ → 本番。DORA の数) |
| 3 レビュー | レビューの数、最初のレビューまでの時間、直しを頼んだ PR と直すまでの時間、指摘の種類、今週の学び、決まりにした物と開発ルールのスキルの版、決まりにした後の再発 |
| 4 終わった PR | ゴールとブロックごとの一覧(題・道・担当の役・マージした日・本番に出た日) |
| 5 残りと見込み | 残りの割合(本数・行)、ゴールの残り、終わる週の見込み、止めている鎖の上位 |
| 6 来週の段取りの勧め | 担当の組み替え・レビュアーを足すか・来る量を抑えるか。決める部屋へ出し、人が選ぶ |
| 7 ねぎらい | チームの良かった所。人どうしを比べない |
- 数はすべて記録から機械で数え、物差しをレポートの終わりに書きます。AI は短いまとめの文だけを書き、「AI が書いた文」の印を付けます。
- 置き場は BeesBuild と Undam(旧 Xroid Work)です。Slack は下書きまでです。PDF と HTML に書き出せます。
- 言葉はハブの言葉の設定に従います(既定は日本語だけ)。
- 弱点の中身・秘密・社内の番号は出しません。セキュリティは数だけです。
- 週次レポートを作った時に、同じ JSON から共有のボードの写しも新しくします(共有のボード)。
動画

レポートの JSON 1 つから、ページ(HTML)と動画を作ります。動画は、HTML を動画にする道具 HyperFrames で、利用者の PC の上で描きます。
- JSON:数と物差しが入ったレポートの JSON を 1 つ作ります。
- ページ:JSON からページを作ります。ページがそのまま動画の 1 こまになります。
- 描く:手元の PC で描きます(Chrome と FFmpeg を使います)。
- 書き出す:横長(16:9)と縦長(9:16)に書き出します。
- クラウドは使いません。送信の記録(telemetry)を止め、版を固定します。数を外に出さないためです。
- 動画の場面は、題・数・どこで待ったか・守り・物差しの順です。物差しは最後の場面に必ず出します。
- 外へ出す時は、確認のカードを人が押します。
| 使い道 | 宛先 | 中身 |
|---|---|---|
| ねぎらいのハイライト | PR を出してくれたチーム | 良かった所(速さ・質・守り)を週ごとに |
| 今週のマージの解説 | エンジニア | 塊ごとのマージの順番と試し方 |
| 押すだけの資料とモック | レビュアー | PR の資料を動画で見せる |
HyperFrames が Windows で動くかは、まだ確かめています。確認中
詰まりの輪

数の面だけでは見えない「人」の面を、週 1 回の短い問いで聞きます。
- 聞く:週 1 回、3 問と自由の欄だけを出します(いちばん待った所・分かりにくかった所・1 日に作業が途切れた回数)。
- 集める:答えと、Undam(旧 Xroid Work)のスレッドと PR の書き込みの声を集めます。
- 詰まりの表:数(どこで)と声(なぜ)を並べ、同じ詰まりにまとめます。
- 直す案:案を決める部屋に出し、人が選びます。
- 確かめる:選んだ案は、次の週に数で確かめます。効かなければ戻します。
- 答えは任意です。名前は出さず、まとめて見せます。
- 効いた案は、作り方の学びに型として残します(作り方の学び)。
データの形
| 型 | 中身 |
|---|---|
HbDevMetric | 量・速さ・質・レビュー・人の 5 つの面の数 |
HbWorkSpan | 区間と時間(暦の期間・人の実働・AI の稼働・人の返事待ち・レビューと公開の待ち) |
HbReviewCapacity | さばく力・来る量・待ちの量 |
HbForecast | 終わる週・要る人数・詰まりの度合い |
HbSpeedReport | レポートの JSON と物差し |
HbReportVideo | 動画の描き出し |
HbFrictionNote | 詰まりの声 |
HbWeeklyReport | 週次レポート(期間・数の JSON・AI のまとめの文・届け先と届いた記録・版) |